便秘の解消に働く善玉菌の代表であるビフィズス菌の特徴とは

ビフィズス菌のエサになるオリゴ糖について

オリゴ糖はビフィズス菌の栄養分

ビフィズス菌や乳酸菌をはじめとする、腸内環境を良好に整える働きをする善玉菌は、糖類を栄養分として増殖します。糖類には、単糖類、オリゴ糖類、多糖類の3種類があり、それぞれ分子の大きさが異なります。

オリゴ糖は、砂糖などとは異なり、胃や小腸などの消化器官内では、消化吸収されにくい難消化性という性質をもっています。大腸に生息するビフィズス菌のもとに届いてエサとなることができるため、便秘の解消にはオリゴ糖がいいと言われているのです。オリゴ糖には、20種類ほどがあり、アスパラガスやゴボウ、タマネギなどの野菜に含まれるもの、カロリーの少ない甘味料としても使用されるものなどがあります。

オリゴ糖のなかには、熱や酸などに強く摂取されてから変性することがないことから、そのままの形で大腸まで届くものが多数あります。便秘の解消には、ビフィズス菌や乳酸菌が配合された飲料などとともにオリゴ糖を一緒に摂ると、より効果がアップします

オリゴ糖にはお腹を緩くする作用もあるため、過剰に摂取すると腹痛や下痢の症状が現れることもあります。腸内に長く留まることもできないため、少量を継続して摂取することを心掛けるようにするといいでしょう。

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ビフィズス菌の働き

善玉菌の代表であるビフィズス菌は、もともと体のなかに存在しているものですが、年齢を重ねるとともに減少します。また、細胞の老化だけでなく、運動不足によっても減少するため、適度な運動をするのも大切です。運動不足は、筋力だけでなく腸のぜん動運動も低下させ、便をスムーズに押し出すことができなくなるため、便秘につながります。食物繊維や十分な水分を摂取することとともに、適度な運動をすることを心掛けることも大切です。

ビフィズス菌は、腸内で糖を分解するさいに乳酸や酢酸などの有機酸を産生しますが、この酢酸には、強い殺菌作用があるため、タンパク質や脂質などが分解される際に生成される有毒物質や抗生物質、ストレスや運動不足、偏った食生活などを原因として増殖した悪玉菌の増殖を抑えて、腸内環境を整えてくれます。

しかし、ビフィズス菌には、長時間腸内に留まることができず、体外へ排出されてしまうという性質があるため、一度に大量に摂取するのではなく、少しずつでいいので毎日継続的に摂取することが大切です。また、腸内にビフィズス菌があっても、その栄養分となる糖がなければ増殖することができないため、オリゴ糖などを一緒に摂取することを忘れないようにしましょう。